本紹介

蔵書票の芸術 エクスリブリスの世界
著者:樋田直人
発行:(株)淡交社
このブログにいらした方は「蔵書票」とは何かをご存知の方だと思います。一応、簡単にご説明すると、蔵書票とは本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小さな紙片のことです。美しい版画によるものは美術的価値も高く、コレクターも多いようです。
この本は単なる作品集ではなく、蔵書票の誕生や種類などについても記述されています。個人的に興味を持ったのは、蔵書票の中には寓意的なものや、隠し絵技法が盛り込まれているものがあることです。クイズみたいで面白いですね。
読後は、私が蔵書票を作るとしたら・・・なぁんて妄想も膨らみました。蔵書票コレクション展を開くのも楽しそうですね。
(中野)
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