縫い―その造形の魅力
2015年11月14日(土)-2016年1月17日(日)
開館時間
午前10時から午後5時まで 、土曜日・日曜日のみ午後8時まで(入場は閉館30分前まで)
月曜休館(ただし11月23日、1月11日は開館)、
月曜日が祝日の場合はその翌日(11月24日、1月12日)、年末年始(12月27日~1月4日)
針と糸で形づくられる裁縫や刺繍。今まで〈美術〉の枠組みで紹介される機会はなかなかありませんでした。
服飾資料の一部など、たいていは脇役に配されてきたのではないでしょうか。
しかしながら、国宝である「天寿国繍帳」や「刺し子」のような民俗文化財、あるいは印象派の画家たちをも惹きつけた豪華な「着物」などを想起すれば、それらが造形として大いなる存在感を示していることがわかります。
刺繍のもつ絵画性、裁縫によって生みだされる面や空間、それを支える高度な技術と合理的かつ創造的な精神は、様々な縫いものから見いだすことができます。
他方、「縫い」の領域は伝統的に女性たちが担ってきました。
そこには、独特な生命感と伝承性、素朴な生活感情が豊かにあるいは切実に表されてもいます。
本展では、さいたま市が所蔵する愛らしい裁縫雛形を端緒として、
リズミカルな刺し子や模様刺し、表と裏で表情を変える粋な羽織、物語性あふれる刺繍など、
繊細でありながら大胆な縫いの造形を展示します。
さらに、現代のアーティストによる多彩な表現を紹介します。
インスタレーション、オブジェ、布絵、ドローイング、お細工物など、
それぞれから深遠なメッセージが伝わってきます。
改めて「縫い」の造形の魅力にご注目ください。
会場
うらわ美術館 ギャラリーABCD
http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran.htm
(編集室)