『バチカン図書館のリンプ製本』
スエーデンの製本家モニカ・ラングェ(Monica Langwe)さんのホームページhttp://www.langwe.se/enから購入することができる。ここで言うリンプ製本とは、文書類の製本に使われた接着剤をほとんど使っていない各種の製本を含んでいる。80,000点の写本と1,100,000点の印刷本の蔵書で知られるバチカン図書館のコレクションから、11点のリンプ製本の構造・綴じ・材料をカラー写真と図版を使って詳しく解説している。巻末にはシュン・エヴラールさん、カルメンチョ・アレギさん、ヘディ・カイルさんを含む欧米の製本家によるリンプ製本の作品が掲載されている。
同じシリーズの『タリン文書館のリンプ製本』」はエストニアのタリン市立文書館のコレクションから、8点のリンプ製本について解説している。巻末には8人の製本家による作品が掲載されている。『10人のブックアーチスト』というカタログも魅力的である。伝統的な製本構造とは別個の発想で作られた製本作品はオリジナルな想像力にあふれている。いずれもホームページから直接購入出来る。ドルまたはユーロの支払いを選択出来て、カードまたはPayPal(ペイパル)による支払いが可能である。
ホームページには、モニカ・ラングェさんの他の作品やリンプ製本のワークショップの予定などが掲載されている。アルバムやスケッチブックのように貼ったり、付け加えたりできる構造の作品が多いのが特徴である。
(岡本)